鈴木真海子さんのContactを聴いて

夏が近づいている。

 

沈みゆく夕日をバックにしながら、海を眺めていたい。

 

髪が潮風になびいて、ふんわりと耳にかかる。

でも、気にしないよね。

 

フーっと肩から、力が抜けていく。

ほんのり湿った夜風が、わだかまりを解いていく。

 

 

さわやかで、優しい曲です。

 

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point of no return

気分が悪い。

自分が風船になったみたいで、少し触れられただけで、爆発してしまいそう。

 

いままでの人生であまり経験したことがない状態。

もしくは経験したことはあるけど、自ら記憶から葬り去った可能性もある。

いずれにせよ、気持ちの良い状態ではない。

 

いま自分がこの状態になっている理由は、

コンチプランが山場を迎えつつあるところが一つ。

全体の骨組みは書けたけど、システムの内容などの細かい詰めが残っている。


この10,000字の詰めの作業、自分ではどうしようもないところに、非常にストレスを感じる。


その上、システム部と詰めたところで、思わぬ所から更に着地点が見えなくなる可能性も残っている。


なぜなら「コンチプランのあるべき姿」という質問に対して、当事者の誰も答えがわからないから。

自分含めて。


十人に聞いたら、十人から違う答えが返ってくる。


どの意見を取るか、捨てるか。決めるのは自分。

最終的に全員が納得しなければいけない形に作り上げるのも自分。

 

ばら撒かれた論点を回収し、一つずつ潰していく。

潰していく過程でまた論点が増える。

それをまた潰していく。時間が無くなるまで。

 

ここまで来たら、もう手戻りは許されないのである。

point of no return

 

そういえば歌ってくれなかったな~ケミストリー。

 

 

夏草が待ち遠しい。

心の中

打った球が壁に当たり、跳ね返ってくる。

金属の上に水が滴り、弧を描きながらも、流れ落ちてゆく。

 

近ごろ、というかここ数週間は、自分が球に、水になった気分。

でもやがて水は、、、

 

 

いや、いや。

細かい屁理屈はいらないのさ!!

 

今朝有酒今朝酔

明日愁来明日愁

 

グラスのワインを飲み干して、さあ寝よう!!

 

明月清風。

楽しからずや。

 

 

 

 

 

 

 

怠惰な人間は死んでゆく

弁護士、経営コンサルタント、税理士など、世の中には色々な専門家たちがいる。

彼らは、彼らしか知りえない知識、やり方で我々の課題を解決していく。そしてその過程でお金をもらい、それを生活の足しに使い、自分への再投資に使う。逆に自分への再投資を怠る人は、どんどん競争力を失っていき、やがて仕事を他に取られる。    例えばSAPというERPパッケージを扱っているITコンサルタントを例に挙げよう。  ひと昔前まで、ERPといえばSAPであり、SAPの中のロジスティクスであれ会計であれ一つの専門分野をもっている人は大いに重宝された。それこそ購買、製造、販売まで一気通貫した最適化プロセスを提言できるのみならず、企業に実装できるSCMのプロフェッショナルとして優遇されていた。

しかし時代は変わるのである。                         現在国内にSAPコンサルタントは8千人おり、ほとんどの大企業はSAPを導入済みである。この成熟化した市場で、いかにコンサルタントとして自分の価値を出すか、苦闘している人も少なくなくない。                          

                             

このようにして人間、そしてお金は巡りに巡り、それを得るにふさわしくない人から、それを得るに値する人の懐へと流れていく。

つまり、いくら優秀な人間でも、努力を怠ると、淘汰されるのである。

 

サラリーマンも例外ではない。

 

しかしサラリーマンは企業に属している分、この危機感が希薄な人が多いのではないだろうか。ルーティン化された日々の中で、与えられた作業さえこなしていれば、よいと思っているからかもしれない。僕の昔(前職のSier)の同期たちもそうだったし、僕もそうだった。

 

しかし、残念ながら今の僕は違う。もうそんな能天気な気持ちは持っていない。

 

なぜなら、いま圧倒的に恵まれていない環境にいるから。             事業が固まっていないが故に定期的に作業を与えてくれる人はおらず、そして組織の行く末もつかめない中、当然ルーティン化された作業もない。            もう少し詳しく書くと、事業の行く末は法規制によるところが大きく、更に規制をする側も試行錯誤しているのである。

 

このような時流のもと、事業環境下で僕がサラリーマン的スタンスをとったらどうなるか。日々に安住していたらどうなるか。

 

腐っていくのである。

 

 

 

憂鬱でなければ、起業じゃない

藤田さんの影響をうけたわけではないが、いま事業の立ち上げフェーズ

にいる自分と、起業当時の藤田さんを重ね合わせている。

というか、喝を入れてもらっている、といった表現のほうが正解か。

 

ameblo.jp

 

ここまでの経緯を話すと、僕は今月に前職(SIer)を二年目で退職し、いまは新しい場所で事業の立ち上げに参画している。

 

なぜ転職したのかというと、純粋に今やっていることの方がチャレンジングで楽しそうだったから。

辞めた理由に関してはキャリアが~、環境が~とかいろいろな理屈が付けられるけど、

僕が純粋に挑戦?と楽しさを求めて、この場に来た。(周囲にははだいぶ止められたけど。)

実際に僕が取り組んでいる事業は、世の中ではまだまだ浸透していないもの。

このサービスを開始すること自体大変だし、まだまだハイリスク。

 

でも、やるからにはこの事業を成功させる。

 

 

で、実際にやってみて、お前楽しんでいるのかと聞かれると、

そうでもない。

理由はカンタン。

俺がまだのめりこめていないから。

まだ仕事だと割り切っているから。

 

前職(システム導入、業務コンサルティング)と比較して、思ったことは、

ここでは、自分が何をやればいいか、誰も親切に教えてくれない、ということ。

てか誰も分からない。(厳密にはみんな自分のことしか分からない)

 

マネージャーが考えて、正確に計画を立てて、WBSをつくっていくなんてことは期待できない。

 

つまり仕事は誰かから与えてもらう、っていう考えから抜けない限り、

何一つ貢献できない。

 

もし今これを読んで、

上司から振られてくるタスクが多くて終わんねーよ、

っていう状況下にいる人がいたら、言わせてください。

 

君幸せです。

 

プロジェクトが既に回っていて、各人の作業がブレイクダウンされていること自体、

すごい幸せだよ、って言ってあげたい。

 

コピー取りでも、議事録でも、見様見まねのマニュアル作成でも、

なにか自分が貢献できる領域を探さないと。

 

隣の人が忙しそうにしていたら、その作業をかっぱらってくる。

まったく頼まれてもいないことをやる。

いつか必要になるだろうと勝手に想像して、自分の作業を増やす。

 

 

そういえば以前、あるベンチャー企業の代表者にこう言われた。

 

ベンチャーではね、社長が偉いのよ。

社員のままで終わったら、何にもないよ。

 

 

 

このような環境でも、

いやこのような環境だからこそ、目標を掲げなきゃ意味がないと俺は思う。

身の程知らずだと言われるかもしれないけど。

  

 

今は、目標と現実とのギャップを直視するしかない時期である。

直視し、前進するしかないのである。

 

 

 

憂鬱でなければ、起業じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイバーの藤田さんのブログを読んで

最近サーバーエージェントの藤田社長のブログを毎日読んでいます。

その中で気になった一節を紹介します。

 

力主義の時代に重要なのは地位でも金でもなく、キャリアを積んで一刻も早く実力をつけることだと思います。 私は社会人になってから猛烈に働いて、それなりにキャリアを積み力をつけてきましたが、 例えば、仮に突然私がサイバーエージェントのCEOをくびになっても全財産を奪われたとしても、 すでにキャリアを積んでしまった私にとっては全然平気です。 また新たに起業することも出来るし、別の会社のCEOをやることももできるし転職することも出来ると思います。 つまり、キャリアを積んで力をつけてしまえば何とでもなるということです。”

「経営者のキャリア」より  

www.cyberagent.co.jp

 

彼の言う実力とは、代替不可能な経験(実力)と+αの実績であると私は考えています。

例えば大企業で大きなプロジェクトに入り、開発であれコンサルであれ一つの役割を全うすることは立派だと思います。しかしこれは代替可能な経験です。業界とソリューションの違いから来るスキル面での差別化は可能だけど、代替不可能ではありません。

このように考えていくと、何か特別な技術を持った人材(技術者)を指しているように聞こえますが、違います。技術者になることは必要条件ではあるけど、十分条件ではない。

なぜなら技術者は自分で実績を生み出すことが難しいから。

技術者の活躍は往々にして、プロジェクトありきで、そのあとに配置されます。

いわば大きな地図を完成させる職人です。

しかし地図の需要を発掘するのは彼らではありません。

 

総括すると、上記の実績を

僕は「需要を発掘する(できた)こと」であると考えます。そして、需要を発掘することは「営業力」に他なりません。

 

ただし、営業は物を売ることに限りません。

 

営業とは、人が喜んでそれに(自分のもっとも大事な)お金を払いたいと思わせるような、価値を生み出すことです。

システムに詳しい、財務・管理会計に詳しいだけでは、新しい価値は生み出せません。

 

自分が、世の中に見たこともないような新しい価値を、どれだけ提供できたか。

 

これが技術者がもつ、+αの実績=実力になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

新天地

僕は五月をもって、二年弱在籍していた企業を辞めることにしました。

ITコンサルタントという職種で、SAP開発・導入関連の仕事、経営管理システムの導入と業務コンサルティングをしてきました。

 

なぜ辞めたのかというと、理由はいろいろあるものの、突き詰めていくとそれは

「不安」という言葉にたどり着きます。

一年上、五年上、十年上の先輩の仕事を見ていて感じた不安。

限りある人生の中で、自分もそうなっていくことに対する不安。

かつてあれほど憧れていたコンサルティングという仕事に、魅力を感じなくなってしまっていた状態を、打破できていない不安。

自分の仕事に対するモチベーションがこのようにlowなままではマズイ、と感じました。

 

いろいろな不安が重なっているときに、新しい仕事に出会いました。(会社ではなく、仕事です)

そこで、このタイミングで一度腰を落ち着かせて考えてみよう、と決めました。

 

僕は20代前半の今まで、人生にたくさんの悔いを残してきました。

もう、悔いは残したくない。

お前は人生を通して、何を実現したいのか。

それを考えて、考えました。

そして少しづつ、答えが見えてきました。

 

僕の父は異国の地で、学び、仕事をし、そして僕に大きなものを与えてくれました。

それは日本で人並み以上に暮らし、遊び、学べる環境です。

これらを用意するために父がした努力と比べたら、僕の大学受験、就活、仕事の苦労などたいしたものではありません。

 

僕も父と同じように、

自分の弟、後輩、子供たちに大きなものを残したいです。

それは精神的なもの、というよりは、物理的なものをイメージしています。

今現在、それを明確にすることはできませんが。

 

 

新しい会社では仮想通貨・ブロックチェーン技術関連のベンチャー企業の立ち上げに参画します。

ぼくのこの決断に対し、GOサインを出してくれた人はほとんど居ませんでした。

でも、もう後には退けません。

 

自分の人生の足掛かりを、少しずつ、見つけて行きたいと思います。