新天地
僕は五月をもって、二年弱在籍していた企業を辞めることにしました。
ITコンサルタントという職種で、SAP開発・導入関連の仕事、経営管理システムの導入と業務コンサルティングをしてきました。
なぜ辞めたのかというと、理由はいろいろあるものの、突き詰めていくとそれは
「不安」という言葉にたどり着きます。
一年上、五年上、十年上の先輩の仕事を見ていて感じた不安。
限りある人生の中で、自分もそうなっていくことに対する不安。
かつてあれほど憧れていたコンサルティングという仕事に、魅力を感じなくなってしまっていた状態を、打破できていない不安。
自分の仕事に対するモチベーションがこのようにlowなままではマズイ、と感じました。
いろいろな不安が重なっているときに、新しい仕事に出会いました。(会社ではなく、仕事です)
そこで、このタイミングで一度腰を落ち着かせて考えてみよう、と決めました。
僕は20代前半の今まで、人生にたくさんの悔いを残してきました。
もう、悔いは残したくない。
お前は人生を通して、何を実現したいのか。
それを考えて、考えました。
そして少しづつ、答えが見えてきました。
僕の父は異国の地で、学び、仕事をし、そして僕に大きなものを与えてくれました。
それは日本で人並み以上に暮らし、遊び、学べる環境です。
これらを用意するために父がした努力と比べたら、僕の大学受験、就活、仕事の苦労などたいしたものではありません。
僕も父と同じように、
自分の弟、後輩、子供たちに大きなものを残したいです。
それは精神的なもの、というよりは、物理的なものをイメージしています。
今現在、それを明確にすることはできませんが。
新しい会社では仮想通貨・ブロックチェーン技術関連のベンチャー企業の立ち上げに参画します。
ぼくのこの決断に対し、GOサインを出してくれた人はほとんど居ませんでした。
でも、もう後には退けません。
自分の人生の足掛かりを、少しずつ、見つけて行きたいと思います。